日本家庭教育再生機構  
 
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家庭教育再生の必要性・・T

「問題を持つ家族の特徴」
メンタルケアを受けて社会や学校へ戻って行った子ども達は、親から大切に育てられた子どもばかりでした。中には問題を持たない普通の子どもより優しい、成績優秀などといった子どもが意外に多く見られました。しかし、問題を持つまでの経緯を詳しく聞いたり、実際に行動を共にしてみると、ある日を境に社会や学校に適応できなくなってしまった共通の原因が、実は、親の子育ての中にあることが分かったのです。

≪共通点@≫  「三過の子育て」

過保護、過管理、過干渉という『三過』の子育てを母親からされていた子どもは、まともに育てられた同年代の子どもと比べると、生きる知恵と力が著しく欠如し、協調性にきわめて乏しく、自分中心の行動を平気でとることで一致していました。
過保護の子育て・・同年代の子どもに比べて大変ひ弱で、精神年齢や生きる力と知恵に大きく立ち遅れていた。母親が密着状態で目を離さずに保護していたため、危険度の判断、善悪の判断力も低下し、一人ではとても目の離せない子どもになったりする。自分の意思を伝えなくても、周りの人たちが母親同様に自分の状態に気付いて配慮してくれると思い込んでいる。
過管理の子育て・・完全受け身状態に陥っているため、自らの意思で行動したり判断したりする能力が同年代の子どもに比べて大きく欠如していた。こういった子どもは大きくなっても判断能力に大きく欠如し、悪い誘いにいとも簡単に流され、他人からいいように活用される不幸に陥る可能性が極めて高い。
過干渉の子育て・・常に母親から観察され指示を受け続けると、子どもはすっかり自信とやる気を失い、生気と活力も失い、子どもらしさや笑顔を失い、やがてとんでもない無気力状態に陥って行く。
紅葉  
≪共通点A≫  「秩序なき環境」

問題を持つ子どもの家庭には、残念ながら「秩序正しい躾け」が共通して不在でした。ずうっと幼い頃から《お子様状態》で一家の柱の如く母親から育てられてしまった問題の子どもは、極めて社会適応力のない、協調性に欠ける状態で社会や学校へ出て行きます。しかし、社会でもお子さま状態で当たり前の自己中心的な行動をとってしまい、それが周りから大きな顰蹙を買ってしまいます。(社会)(学校)(家庭)という三つの世界を、毎日行き来して成長して行く子どもたち。どんなに時代が変わろうとも、子どもが正しくまともに成長するためには「尊敬できる怖い人」を与えて躾けてやることが母親の深い愛情と言えます。ところが、およその問題の家庭は驚くほど秩序なき状態で、「お子さま」が一家の柱となって家庭が成り立っていたのでした。

家庭の秩序・・躾けのバランスが母性だけに偏って大きく崩れ、子どもは家庭内ですっかり一家の中心人物になり、社会や学校へ行っても周りの人間が常に自分の状態に気遣ってくれて当たり前という錯覚に陥っていた。
学校の秩序・・家庭内で秩序正しく躾けられていない子どもは、学校内で先生や仲間が自分に気遣って合わせてくれるという錯覚に陥ってしまう。みんなに合わせるのではなく、自分に合わせて、という状態であった。
社会の秩序・・「人さまに決して迷惑をかけないで人さまに合わせなさい」と我が子を躾けるのではなく「うちの子は弱いから(できないから)うちの子に合わせて」と周囲の人たちに注文を付けて行くような親が目立った。秩序正しく生きる大切さを軽視した母親の下で、子どもの利己主義はますます悪化して、社会や学校に適応できず独り取り残される結果になっていた。

メンタルケアによって問題の家族に『お父さま、お母さま、子ども』という秩序正しき関係をつくったところ、あまりにも簡単に2000組以上の子どもが問題から立ち直りました。この事実を、現場をほとんど知らない心の専門家たちには誰一人として否むことはできません。
日本家庭教育再生機構は、『日本の家庭に秩序正しき親子関係を築く推進活動』に心から支援致します。

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